mochaのブログ

コーヒー好き 特にモカコーヒーが好きな昔の乙女のとりとめのないブログです。

絵画に対して難しいという意識をなくしたい

日本は絵に対して「格式の高いもの」「わかる人にだけわかるもの」という意識がまだまだ根強い気がします。海外でとても評価されて日本でも人気が出るという逆輸入の形も珍しくありません。村上隆さんや、草間彌生さんはわかりやすい例ではないでしょうか。絵画はもちろん、構図や色彩など計算されていたり作者の深い意図やその時にしか見れない情景が描かれていたりしてとても価値のあるものです。でもそれは専門家だけが価値をわかるというような狭い範囲のものではなく、大衆にも影響を与えています。ユニクロのUTはポップアートの世界を取り入れています。先にあげた村上隆さんらの絵もルイヴィトンの商品に使用されました。そうやって私たちの身近にあるものにも立派に絵画は取り入れられています。


グッズになるものと美術館に飾られるものは別のものだと思いこんでいるのではないかと思います。その違いは、キャンバス、画材、題材、いろいろな要素が、その時代の空気や瞬間や作者の頭の中を保存しているのが原画です。そしてその迫力は唯一無二です。でもそれらの要素要素にも好みがあるし、単純に素材の価値もあるので金額も様々になって当然です。たくさんの作風の絵画にふれていけば、自分の好みや絵画の予算などもだんだん掴めていくのではないでしょうか。
外国には美術館が無料の日や館内での写真撮影が可能な場所がたくさんあります。まだ無名の絵を投資として買ったり、ギャラリーを貸したりすることもあります。絵画に寛大で見に行く側も抵抗が少ない環境が整っている気がします。なので絵画にふれる機会も自然と多くなり、わかる人にだけわかるものという意識も薄れていきます。


絵画を絵画として楽しむ意外の方法としていろいろなグッズやファッションに落としこまれているのではないでしょうか。ファッションもアートと密接な関係があります。


身の回りにある、絵画をもとにしたものは絵画の延長として十分に楽しんでいい物だとおもいます。それをきっかけに歴史や作者のことを知れれば、また絵画に対してよい意識に繋がっていくはずです。


最近では絵画のレンタルなども楽しめますよね。