mochaのブログ

コーヒー好き 特にモカコーヒーが好きな昔の乙女のとりとめのないブログです。

芸術に打ち込めるって凄いと思います。

今日は、友達と一緒に遊んでいました。まず、共通の友達が開いている写真展を見てきました。その人は趣味でカメラも被写体もやっている人なんだけど、知り合いのカメラマンさんの作品を集めた写真展を、カフェを借りて開いていました。


もっと堅苦しいギャラリーみたいなところを想像してたけど、誰でも入れるようなカフェなんで、お酒も飲みつつお菓子も食べつつ、アットホームな雰囲気で見られるところだったので一安心でした。それにしてもみんな写真が上手。私はあんまり芸術に関しては知識も経験もないけれど、そんな素人でも素直に「この写真はすごい」って思えました。もちろん、カメラマンさんも趣味でやってる方ばかりで、普段は会社員だけど土日だけカメラを持って遊びに行く、ぐらいのアマチュアレベルの方らしい。それにしても、うまいなと思いました。私が撮ったら絶対、見切れたりピンボケになったり、見苦しいものしか撮れないですもん。
趣味に全力を注げる、ってすごいことだと思います。聞けば写真って、すごくお金がかかる趣味らしいので。カメラはいいカメラを使おうと思えば何十万もするし。レンズだって、こだわりだしたらキリがないそうです。レンズだけで数百万するとか。それだけじゃなくて、照明機材とか色々な小道具を揃えようとしたら、莫大なお金がかかるみたいです。そんなお金のかかる趣味なのに、全力で注げて、プロみたいなすごい写真が撮れる。
そのぐらい皆さん、普段から努力して写真の腕を磨き上げてきたんだな、と思いました。


私がやりたいことって何だろう、と、写真を見ながらぼんやりと考えていました。芸術といえば、好きなものは音楽かな。子供の頃はピアノを習わされていて、でも当時は子供なのでクラシックのこととか全くわからなくて、好きな音楽家なんていなかったし、曲だって知らなかったです。それなのに親から無理に習わされて、楽しくないまま飽きてしまいました。歌うことも好きで、趣味でステージに立って歌ったこともあるけれど、別にそこまでうまくないしプロを目指すほどの腕でもないし、それも適当にやってしまった感じでした。


今って、趣味だとはいってもプロみたいな腕の人、いっぱいいると思います。今はネットで自分の趣味をどんどん公開できるようになったから、ネットに繋がっているだけで「すごい人」っていっぱい目にしてしまうんですよね。最初は楽しく見ているけれど、だんだん「私はこんなにすごくない、こんなにうまくできない」「やってても無駄なのかな」なんて思ってしまいます。これは私の気持ちが卑屈なだけなのかもしれませんが。
もっと、趣味を楽しめたらいいのになって、悩んでいたところでした。この写真展に出したカメラマンさんたちも、きっと写真を撮り続けている中で悩みや葛藤、色々あったと思うんです。いや、むしろ、あってほしい。「どうしてうまく撮れないんだろう?」みたいな悩み。そういうものにぶつかって、それでもカメラが好きだから続けてきた。こういった背景があるはず、と思います。そういう人間らしいものを、私は勝手に感じ取りました。そして、少しだけ元気になったような気がします。勝手な親近感で申し訳ないのですけど。そういう壁にぶつかっても、また立ち直って、やり続けられる趣味。それって、上手かろうが下手だろうが、確実に自分の心を豊かにしてくれると思いました。


真面目に語ってしまいました。もちろん、同行した友達にそんな長い話はしませんでしたけどね。
写真展をあとにして、飲みに行きました。写真の話や好きなマンガのこと、美容のこととか色々話せました。少しだけ飲みすぎた気がするので、最後はグレープフルーツジュースばかり飲んでました。二日酔い予防です。なんとか終電にも乗れたし、充実した日でした。