mochaのブログ

コーヒー好き 特にモカコーヒーが好きな昔の乙女のとりとめのないブログです。

みなさんの歯医者あるあるを解決!

歯医者あるあると言えば、「左手あげたのにやめてくれない!」という現実。よく歯科治療を行う際に耳にする、「痛かったら左手をあげてくださいね〜」の一言ですが、「痛かったから手をあげたのに、やめてくれなかった」という人もいるのではないでしょうか?屁理屈を言うと、「手をあげたら、すぐに治療をやめますので〜」と言っているわけではないということ。実はこの一言には、色々な意味があるんです。
まずは、麻酔が必要か否かの判断を下すため。


痛いという感覚は、削られている患者さんしか分かり得ません。これくらいの大きさの虫歯なら、麻酔は必要がないと歯科医師が判断をして削っていても、痛みを感じるラインはさまざま。もし、痛みを感じてしまうのであればそこで麻酔をしたり、左手があがってからあと5秒程度で終わるくらいのときは、「あと少しだけなので我慢してくださいね〜」と言われることもありますね。その5秒のためだけに、2時間前後も感覚を失われてしまう麻酔をするかどうか…。できるだけ患者さんへ負担を掛けたくないがための選択です。ほかにも、痛いポイントを知るためという意味も。
極力、痛みの少ない治療をしたいので、どの器具を使って削るかも考えながら削っていきます。よく、キーンとすごい音がする器具を使って削りますよね。あの器具は速く動くので、速く虫歯を削ることができます。ですが、その分振動や摩擦熱が大きく、痛みを伴いやすいという弱点があります。そのときは、その器具より動きが遅い器具を使えば、多少時間が掛かるものの痛みは少なく虫歯を削り取ることができます。少しの痛みを伴いながらも早く治療を終わらせたいか、口を長時間開けているのは苦痛だけど、ゆっくりでいいので痛みを伴わない治療をしてほしいか…。意見は賛否両論です。


どれもあくまで、“患者さんのニーズに合わせた最善の治療を施したい”という患者さんのためを思う歯科医師の優しさなので、ご理解いただきたいものです!


いずれにしても歯医者は歯が痛くない内からまめに健診に行くようにしましょう。