mochaのブログ

コーヒー好き 特にモカコーヒーが好きな昔の乙女のとりとめのないブログです。

後で片付けずに、すぐに後片付けしましょう

春は、入社式、辞令、異動など新生活が始まるタイミングがいっぱいです。私が勤める会社でも、異動(というより、退職者があったため)のため、社内のレイアウト変更を行うことになりました。業者に頼めば、簡単なのかもしれませんが、やはり予算などの関係で、社員で行うことが決まりました。しかし予算も一つの理由ですが、実は、今まで退職した社員に任せきりだったため、書類などの整理整頓ができておらず、ずっと気になっていた周囲の社員が手を上げ、整理整頓できない社員が退職したのを良いことに、レイアウト変更という名をかり、書類整理、大掃除を2日間かけて行うことになりました。
しかし、あまりにも棚やキャビネットや書類トレイが多すぎて、みんなボー然としました。書類やファイルが片付けられない人は、トレイやファイルボックスなどに入れることで片付けた!と思ってしまいます。退職した社員もそのような感じだったため、ファイルボックスなどは多量にあるのですが、それと同じぐらい、ファイリングされていない書類が大量にでてきました。


レイアウト変更するのに、机や棚を動かすと、棚の裏や机の引き出しの中から、埃やごみが出てきます。立つ鳥跡を濁さず・・・という言葉は知っていても実行できない人がいるのだなあと思いました。私自身、掃除は苦手ですが、後任者が机を使う、棚を使う、と思えば、もう少し、使いやすく、掃除をすると思うのですが・・・。掃除できていないと「あの人は、掃除できない人」「片付けられない人」と思われてしまいます。気にしない人は気にしないのかもしれませんが・・・。
そして、レイアウト変更し、みんなで手分けしてファイリングしたり、棚にファイルや雑誌カタログを整理していると、雑誌カタログは最新版が一冊もなく、数年前のものばかり。しかし、最新版の確認は常にしているので、絶対あるはず。おそらく、退職した社員が、次の転職先でも使用するため最新版の雑誌カタログを持ち出したようです。実際誰も見ていないので、確信はありませんが・・・。
みんなの前では、「○○であるべき」「そんなことはしてはいけない」などと発言する真面目で、きっちりした社員という感じでしたが、このように机の上はふけていない。机の下は埃があり、掃除機などで掃除した形跡なし。掲示板の書類は、整理せずにそのまま・・・など、発言してきた言葉とは正反対な行動が意外でした。


そして、レイアウトがほぼ完了したとき、他の社員が「これ、余ったのですが入りますか」と尋ねてきます。それを見たとき、2リングファイルは50冊(ほぼ新品)、ファイルボックスは5セット、クリアファイルは100枚以上が、2日間かけてレイアウト変更した社員が整理整頓をし出てきたのです。
狭い事務所にどれだけ押し込んだのか。そしてそれだけ物を増やして「狭い、狭い」と訴えていたのかと思い出すと、笑ってしまいました。そうです、狭くしていたのは、その退職した社員だったのです。同じ職場で働いていた社員もその方について退職したので、実際、周りがどう思っていたのか、今となっては不明ですが、おそらく箱やトレイにいれれば、整理できていると思ってしまい、勘違いしていまい、物が増え続けたようです。それを続けて5年。それに気付かなかった私たちも悪いのですが、その不要な遺物を片付けたあと、45リットルのごみ袋に7袋。狭い事務所にごみ袋7袋分のごみが収まっていたと思うと、よく仕事できたなあと感心していまします。


もちろん、その翌日、あわてて、自分の机やその周辺の片づけを始めました。周辺の机の社員に、「ごめんね、整理整頓できてなくて」とお互い笑いながら、机をふき、書類をため込まず、片付ける姿が、あちこちで見受けられました。