mochaのブログ

コーヒー好き 特にモカコーヒーが好きな昔の乙女のとりとめのないブログです。

賃貸マンションに引っ越した体験談

2年前、今の賃貸住宅に引っ越したのですが、やはり物件の選択には迷いますよね。今回はその時の経験を書いてみたいと思います。 
一般的に家賃は、収入の30%くらいまでと言われています。造りがしっかりしていれば、安いに越した事はないですよね。そうなると公営住宅が、真っ先に候補に上がると思います。しかし、私の住んでいる地域における公営住宅の入居倍率は70倍?80倍です。建物の取り壊しにより、立ち退きの期限も決まっていたので候補から外さざるを得ませんでした。(今回は、建物の取り壊しによる引っ越しだったので、費用などは全て管理者の方に出してもらいました。)
木造アパートは、家賃は安いのですが、経験上騒音などトラブルの心配があります。築年数が古い物だとなおさらです。また以前、地震に見舞われた時、壁に大きなヒビが入った事もありました。


やはり、騒音や地震などのリスクを考えると、鉄筋コンクリート造(RC)か鉄筋鉄骨コンクリート造(SRC)になります。強度や耐震性などの点ではSRCの方が、RCより優れています。防音性能の違いは、ほとんどありません。


他にも、軽量鉄骨造(プレハブ工法)というものがあります。同じ鉄骨造でもSRC(鉄筋鉄骨コンクリート造)と比較すると強度や防音性の点でかなり劣ります。このような理由もあり、耐久性や防音性の面で、RCやSRCといった賃貸マンションを希望する人が多いのです。
私も、RCやSRCの物件を探していたのですが、やはり市の中心に近いと家賃は高くなります。そこで、幾つかの点で妥協することにしました。それは、立地条件と築年数です。場所的には勤務先から遠くなりましたが、交通費的には1月あたり2000円アップした程度です。建物の築年数は40年でRC(鉄筋コンクリート造)です。かなり古い建物です。しかし、2DKの間取りで家賃3.5万円という物件は中々ありません。内見をした結果、造り
もしっかりしていたので、賃貸契約を結ぶ事にしました。鉄筋コンクリート造の法定耐用年数は47年ですが、「建物の寿命」とは関係ありません。
税務上で定められた減価償却用の数字です。RC造の建築物に関しては、コンクリート表面の改修をしていれば、50年以上でも普通に使用できると言われています。


さて、決める前に不動産屋さんと一緒に内見に行かれると思います。一通りの説明はあると思いますが、自らチェックすべき点もあります。まずは、窓やドアの開閉です。古い物件になると、建物自体の経年劣化により、開けにくい、もしくは開かないケースがあります。
また、台所やお風呂、トイレなどの水を使う場所もチェックしておきましょう。配管などが劣化し水漏れがないか調べておきます。盲点になりやすいのが、ベランダです。洗濯機が置けるか、洗濯機専用の蛇口や排水溝があるか、エアコンの室外機を置くスペースがあるか、などもチェックしておきます。エアコンも複数台あれば、その分、室外機を置くスペースも必要になります。簡単な手書きでもいいので、図を描いて業者さんと打ち合わせをしておきましょう。その際、壁にエアコン用の穴があるかどうかも、見ておくといいでしょう。あるとないとでは設置の際の費用が、かなり違ってきます。
ネットなど使用される方は、回線が引けるかどうかもチェックしておきます。私のマンションではNTT西日本の光回線を引く事ができました。私の場合、引っ越し前からフレッツ光を使用していたので、工事費は無料でした。


古い物件に入居する際、必ず入っておきたいのが家財・賠償責任保険です。以前、配管の詰まりから水漏れし、下の階の人に迷惑をかけてしまった事があります。下の人が優しい方だったので、賠償などの問題は生じませんでした。しかし、普通はそうはいきません。現在は2年間で13000円の「新すまいRoom保険」(ジャパン少額短期保険株式会社)に加入しています。1月あたり540円程度の費用です。この保険料で、賃貸物件で起こるほとんどのリスクをカバーしてくれます。古い物件に入居する際は、必ず加入しておくべきでしょう。
建物が古くても、機能性を高めていけば、住みやすい住居に変えていく事ができます。私の場合、照明関係は、ほとんどLEDタイプに交換しました。さらに台所の蛇口や浴室のシャワーヘッドも、節水タイプのものに換えています。トイレも古く、大量に水を消費するタイプだったので、タンク内部に節水コマを設置しました。
また、家賃を低く抑えられる分、貯蓄にまわす事ができます。古いタイプの家電を使っている場合は、貯蓄したお金で省エネ型の家電に買い替える事もできます。そうすれば、ますます機能的な家に変化していきます。家賃の負担が少ない分、貯蓄も増えていくので、一石二鳥です。
築年数が経っているからといって、最初に選択肢から外してしまうと「お宝」物件を見逃してしまう可能性があります。古い物件の場合、あまり人気がありません。その分、外壁の塗装や、内装の改修に手間をかけている場合があります。しっかり、内見をすれば「お宝」物件を見つける事は可能だと思います。